随分前の話だが、外国の友人が日本に遊びにきたことがあり、食文化の違いで考えさせられたことがあった。そこで今回は、ベジタリアンの人をもてなす場合の知識について語りたいと思う。
外国の客をもてなす場合、やはり日本食を食べてもらいたいものだ。しかし、相手の国や文化、宗教によっては、肉が食べられなかったり、乳製品までもが難しかったりする。そこで連れていきたいのが、ベジタリアン向けの対応メニューのある日本食店だ。
以前は少数だったが、国際化とともにベジタリアン対応の日本食を出す店も増えてきた。ただし注意しておきたいのは、ベジタリアンにもいくつか種類があるという点である。最も厳しく、肉、魚、乳製品、卵を一切食べないヴィーガンの方がいる場合は、ヴィーガン対応のメニューがある店を選ぼう。
日本食をヴィーガン向けにアレンジしたものは、日本食に慣れ親しんだ人にも喜んでもらえるだろう。さらに、ヴィーガン向けのラーメンを用意している店もある。ラーメンを食べたい外国人は多いので、ぴったりではないだろうか。
家でもてなす場合も、料理に使う材料に注意を払う必要がある。ヴィーガンの来客が含まれている場合は、かつおぶしやいりこではなく、昆布出汁に切り替えるなどの工夫をしなければならない。よく使える材料には、豆腐や豆乳が挙げられる。
メニューが思いつかない場合は、ヴィーガン向けの日本食レシピをネットで探してみよう。また、精進料理のレシピもヴィーガンに対応することができるためおすすめだ。